アメリカ史

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シービスケット 【全米を揺るがした奇跡の競走馬】

1938年、世界大恐慌時代。アメリカ国民が塗炭の苦しみに喘ぐ中、さほど体は大きくなく、どちらかというと不格好とも言える一頭の競走馬が競馬ファンのみならず全アメリカ国民に勇気を与えます。その馬の名はシービスケット...。この馬のオーナー、調教師、そしてふたりの名騎手とこの馬の織り成す奇跡のストーリーを今回はお届けします。
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ハワイ王国最後の王位継承者 プリンセス・カイウラニ

日本人の人気海外旅行先といえばハワイですが、かつてはアメリカ領ではなくハワイ王国として隆盛を誇っていました。しかし近代に差し掛かると太平洋にまで勢力を拡大するアメリカには対抗できず対米従属を余儀なくされます。そして1893年1月17日、ハワイ王国はアメリカ系住民により崩壊させられることとなり、わずか100年足らずでハワイ王国は消滅への道を歩むこととなります。今回紹介するカイウラニはそんな激動のハワイ王国最後の継承者として短くも悲しい運命を辿ることとなります。美しくも儚いハワイ王国最後のプリンセスの生涯とは果たしていったいどんなものだったのかをみなさんと一緒に追っていこうと思います。
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グレート・ホワイト・フリート ~白船来航と明治日本~

幕末に来航したペリー率いる「黒船」は有名ですが明治時代末期に来航した「白船」に関してはあまり知られていません。当時アメリカは太平洋を重要視しておらず配備されていたのは巡洋艦一隻だけでしたが、日本が日露戦争にて勝利すると太平洋上のミリタリーバランスは一変し、アメリカは早急に新型艦隊の増産に着手し始めます。そして建造された16隻の戦艦はアメリカの海軍力を誇示すべく太平洋を横断し世界一周の航海を宣言します。このとき日露戦争にて疲弊していた明治政府はどのように彼らに対応したのか?また世界各国の反応はどのようなものだったのかに迫ります。
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ジョシュア・ノートン ~偉大なるアメリカ合衆国皇帝~

アメリカは共和制なので君主を持たない国家なのですが、突如19世紀のサンフランシスコにて皇帝を宣言したのがこのノートンです。当然最初は狂人のたわごとぐらいにしか思われていませんでしたが、アメリカ人特有のノリの良さなのか周りの人間は次第に彼を本当の皇帝のように扱うようになっていき、最終的にノートンは多くのサンフランシスコ市民から支持を受けるようになります。またノートンの発した「勅命」の中には後年実際に果たされたものもあり、なかなか先見性を備えていた人物でもありました。今回は唯一アメリカに「皇帝」として君臨した男の人生を見ていこうと思います。
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