
張仲景 三国志に登場しない伝説の医聖
三国志を代表する医師といえば「神医」と称された華佗が有名ですが、この張仲景は「医聖」と称され東洋医学の進歩に大きな寄与をした人物として知られています。また歴史書「三国志」には彼に関しての活躍の記述はありませんが、張仲景は自らの治療経験や病気の症状などを詳細に記録した「傷寒雑病論」という書物を書き残しています。一方の華佗はこのような書物を残してはおらず、張仲景の著書を読んだ華佗は大変驚いたという話もあります。今回は歴史の表舞台の裏で多くの患者を救い後の世に大きな功績を残した張仲景について調べていきたいと思います。