春秋時代

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重耳~春秋五覇の筆頭となった漂泊の覇者~

晋の献公の次子として生まれながらも国内の政争に巻き込まれ古代中国をほぼ一周し、遂に天下の覇者となった文公こと重耳です。各国を放浪中、一時は物乞い同然にまで身を落とすほど困窮しますが、時の有力者である斉の桓公、楚の成王、秦の穆公たちの協力を受けて重耳は少しずつ覇者としての器を磨いていきます。そして19年の歳月をかけて己の祖国に帰国するというとんでもない経歴の持ち主ですが、彼の人生を追うと正に覇者になるべくしてなった人物であることが分かります。今回はそんな春秋五覇の筆頭となった重耳の長い長い旅路を巡っていこうと思います。
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