薄毛になる原因を考えてみる

薄毛になる原因を考えてみる健康・心と身体

日本にはハゲ・薄毛の男性が約1300万いると言われており、これは日本の成人男性の約3人に1人の割合です。ある程度は加齢によるものもあり仕方ない部分はありますが、若くして薄毛であるとそれが原因となり本人の人生に大きな影響を及ぼす可能性もあります。また最近は女性の薄毛も年々上昇傾向にあり男性だけの問題でなくなりつつあります。今回はそんな薄毛の原因について個人的に思ったことなどについて書いていきたいと思います。

主な薄毛の原因

1. ストレス 

ストレスによる抜け毛

個人的にこれが一番のファクターじゃないかと思っています。特に仕事関係。上司とうまくいかない、業務が上手く進まない、給料が少ない、休みがない、など取り上げれば切りがありません。
また薄毛が多い職業として、営業職、技術職、企画・マーケティングなどを取り仕切る部門などに多いといわれています。営業と企画に関してはやはり毎日遅くまで会議が続いたり、常に新しい企画を生み出さなければいけなかったり、残業も多いですしストレスも溜まりやすいですね。
それから上司・同僚との飲み会やお得意さんへの接待などもあるので必然的にアルコール摂取量が増えて、食生活が乱れてしまうため薄毛が引き起こされてしまいます。またストレスを抱えることにより円形脱毛症や血流障害による頭皮のトラブルなどの原因にもなります。

2.遺伝

薄毛は優性遺伝の傾向が強い

なんだかんだで遺伝も大きなファクターですね。親の体質が遺伝子情報として子供へ受け継がれるからなのですが、同様に薄毛の性質も子供が受け継いでしまう可能性があるからです。特にAGA(男性型脱毛症)の原因となる還元酵素「5αリダクターゼ」と毛乳頭細胞にある受容体「アンドロゲンレセプター」の感受性の強さが遺伝によって受け継がれると薄毛になりやすい体質になるといわれています。また本人が薄毛でなくとも本人が薄毛の遺伝子を持っているとその子孫が薄毛になる可能性もあります。

3.ホルモンバランス

毛が多すぎるのも考えようですね

男性ホルモンが多い=”薄毛になる”と思っている方が多いと思うのですが、男性ホルモンである「テストステロン」に上述した還元酵素である「5αリダクターゼ」の働きによってテストステロンを「ジヒドロテストステロン」(DHT)へと変化させてしまい、このジヒドロテストステロンがAGA(男性型脱毛症)を引き起こしてしまうのです。また女性は出産した際に女性ホルモンである「エストロゲン」が減少してしまい今まで抜けなかった毛が抜けてしまったりしてしまいます。さらに出産後の慣れない「育児ストレス」により自律神経系に異常をきたし、ホルモンバランスを更に悪化させ抜け毛を促進してしまう場合もあります。

4.食時・睡眠不足

高カロリーの食事は控えましょう

食事に関しては皮脂の分泌を多くして頭皮の老化を早めるとされる脂質や、血液をドロドロ状態にして頭皮に悪影響を及ぼす糖質の多い食べ物は控えめにしましょう。また塩分の摂取量過多で血行が悪化したり、脂ののったステーキやラーメンなどの食べすぎで頭皮の栄養素が不足したりする可能性があります。また過度のアルコールの摂取は体内のタンパク質、亜鉛、ビタミン等を分解してしまうためほどほどにしましょう。次の日に迎え酒なんて言語道断です。

現代人の睡眠不足は深刻化している

次に睡眠ですが睡眠不足や睡眠の質が悪くなると髪の成長に欠かせない成長ホルモンの分泌が低下してしまいます。成長ホルモンは肌や髪など身体の各部位を修復や成長を促す作用を持つので、髪の成長にも同じように欠かせない物質となります。特に髪の場合は、80%以上がタンパク質でできているため、このタンパク質の合成を高めるためには成長ホルモンが必要不可欠なのです。
成長ホルモンは夜10時頃から深夜2時にもっとも多く分泌されるためこの時間帯には眠るようにし、一日6時間以上は継続した睡眠を取るよう心がけましょう。

5.喫煙

タバコはビタミンの欠乏を招きます

喫煙によって薄毛も進行すると言われています。イライラした時にタバコで一服することによってストレスを緩和しリラックスすることができますが、タバコに含まれる「ニコチン・タール・一酸化炭素」は三大有害物質と言われており、これらの物質によって頭皮の毛細血管縮小、ビタミンCの欠乏、肝臓の機能低下、男性ホルモンの促進などを引き起こすと言われています。しかしタバコに薄毛との関係性はないという説もあり、まだ解明されていない部分もあると言います。筆者も知り合いの方でヘビースモーカーの方がいるのですが、髪の毛はボウボウといった方もいるので体質に左右されるところもあるのかもしれません。

6.性的行為

異性との交流は幸福ホルモンを促す

正直そんなに大きなファクターじゃないだろ!いいかげんしろ!!と思う方も多いと思うのですが、個人的にちょっと薄毛と関連性があるのではないかと思うところがあるので書きたいと思います。特に男性に関してですので女性の方は読まなくて良いかもしれません(汗)
異性との性行為によってドーパミンやオキシトシンが分泌され男性・女性共に心が満たされてストレスを解消できると言われていますが、男性は行為の際に精液を体外に排出します。この精液は主にタンパク質で構成されており、排出の際にタンパク質を失いこれが薄毛の原因でないかと思われてる方も多いのではないかと思うのですが、実は精液の中に亜鉛が含まれており、これが排出されることで薄毛の原因となっている可能性があるというのです。また亜鉛は体内では生成されない物質ですので食事から摂取する必要があります。亜鉛と多く含む食材として牡蠣、うなぎ、レバーなどがあり、ちょっと癖の強い食べ物に含まれています。

おわりに

一応6つほど挙げてみたのですがいかがだったでしょうか?筆者も若い頃は「薄毛なんて関係ない」と思っていたんですが、20代半ばごろから薄くなったように感じ、生活習慣の改善などに取り組みました。まあやはりある程度の老化には抗えませんけどね(笑)
それと次回は薄毛にならないための予防法や筆者が取り組んでみて効果あるんじゃね?と思ったことなんかも書いていきたいと思っていますので薄毛に悩んでいる方、薄毛予防に取り組もうとしている方は是非見ていただけたら幸いです。
それでは今回はこのへんで!

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